ロシアと中国の接近に警戒を強めるアジア諸国は、ロシアを中国から引き離す方策を模索している。これはまさに、インドのナレンドラ・モディ首相と安倍晋三首相が、極東ウラジオストクで今週開催される年次「東方経済フォーラム」で目指していることだ。同イベントは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が極東投資の機会を売り込む場で、中国の習近平国家主席は今回欠席する。「(モディ・安倍)両氏とも、プーチン・習両氏の間に割って入ることに関心を寄せている」。こう指摘するのは、カーネギー国際平和財団モスクワセンターのシニアフェロー、アレクサンドル・ガブエフ氏だ。「それぞれ異なる思惑を抱えているが、モスクワを中国から引き離すことは共通の関心事だ」
安倍・モディ両氏が狙う「中ロの隙間」、接近を警戒
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