ドナルド・トランプ米大統領はうんざりしていた。トランプ氏は今夏にホワイトハウスで開かれた共和党議員との会合中に、同氏の看板政策である減税・歳出法案への懸念を表明したとして、下院共和党の保守強硬派「フリーダム・コーカス(自由議連)」のアンディ・ハリス会長を非難した。会合出席者らによると、トランプ氏はハリス氏に共同歩調を取るよう求めた後、突然部屋から出て行ったという。トランプ氏が退席すると、ハリス氏はトランプ氏の最高顧問の一人であるジェームズ・ブレア氏(36)に怒りの矛先を向けた。ハリス氏は、自身の議席を奪うためにブレア氏が共和党予備選で対立候補を見つけたがっていると非難した。前出の会合出席者らによると、ブレア氏は「私は大統領のために働いているだけです」と答え、否定しなかった。
トランプ氏の「執行人」 裏で絶大な影響力
ブレア次席補佐官は政策の立法化推進や中間選挙の戦略を担っている
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