ネット通販大手の米アマゾン・ドット・コムは、高音質(ハイレゾ)の音楽サービスを立ち上げる。デジタル楽曲をCDと同程度の音質で提供するのは、サブスクリプション(定額)制ストリーミングサービス大手では初となる。高品質・高価格化の動きは音楽ストリーミング市場の成熟を示唆していると音楽業界の幹部は語る。サブスクリプションについては以前から、スウェーデンのスポティファイ・テクノロジーや米アップルが提供する月額9.99ドル(約1080円)の標準プラン以外にも、さまざまなスタイルのものが出てくるとの見方があった。高音質の音楽サービスはタイダルなども手掛けるが、おおむねオーディオファンなどのニッチ市場をターゲットにしている。加入者数で音楽ストリーミングサービス3位のアマゾン・ミュージックは一般への普及を視野に入れ「アマゾン・ミュージックHD」を立ち上げる。月間プランはプライム会員向けが12.99ドル、一般向けが14.99ドル。月額19.99ドルのタイダルなどに比べ低価格で提供する。
アマゾン・ミュージック、高音質ストリーミングを開始
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