「器が小さい」議員による疑惑や不祥事、パワハラがやたらと目立ちます。
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外国人労働者の在留資格認定証明書交付を巡る口利き疑惑が取り沙汰されている自民党の上野宏史衆院議員は、第4次安倍再改造内閣の組閣があった11日、厚生労働政務官を辞任してから初めて公の場に姿を見せ、記者団の取材に応じた。萩生田光一幹事長代行(現・文科相)に経緯を報告するため党本部を訪れたというが、なぜ、この日を選んだのか。組閣のため、報道各社は政治部や経済部、社会部などが入り乱れ総力戦で臨んでいた。「メディアの扱いを小さくするためだろう」との見方がもっぱらだが、永田町では昔から「釈明(会見)に臨む振る舞いで器が知れる」とささやかれる。秘書に極秘のやり取りを録音、暴露された議員は読者の目に、どのような器に見えただろうか。(事件ジャーナリスト 戸田一法)

脆弱な政治基盤、疑惑は否定

 疑惑は先月、『週刊文春』が報じた。

 文春によると、上野氏は東京都内の人材派遣会社が申請した外国人の在留資格認定証明書を巡り、法務省へ早急に交付するよう働き掛けた見返りとして、同社から1人につき2万円を受け取り、党費に充てようとしていたとされる。

 文春が入手した音声には、上野氏と秘書との「遊びでやってんじゃないんだよ」「これあっせん利得になっちゃいますよ、代議士」というやり取りがあったという。

 上野氏は外国人労働者の技能実習で、業界団体や自治体などの要望を受け入れる厚労省の検討チームで責任者を務めていた。疑惑はその立場を利用したというものだ。

 上野氏は経済産業省の元キャリア官僚で、元参院議員の一人娘と結婚。2010年参院選にみんなの党から比例代表で立候補し、初当選した。

 12年衆院選には日本維新の会公認として群馬1区から出馬したが前職に敗れ、比例北関東ブロックで復活当選。14年衆院選は無所属で出馬し、落選した。

 17年衆院選は群馬1区からの出馬を見送り、自民党公認候補の支援を表明。自民党から比例南関東ブロックの公認を得て、自民党の8議席中8番目で2回目の当選を果たした。