有給取得率が高い都道府県は
「休まないこと」を美徳としない傾向

 今回、上位に入った都道府県と下位の都道府県には、どのような違いがあるのだろうか。

 まず上位に入った都道府県の特徴を見ていこう。

 男性では、神奈川県、滋賀県、三重県がトップ3に選ばれたが、これらの県に共通するのは「休まないこと」を美徳とする意識が低いことだ。風邪をひいてつらくても会社に行くなど、無理をしてでも会社に行く人を褒めたたえるような空気感はかつての日本企業に多くあったかもしれないが、これらの県の男性たちはそんなことにこだわらない。

 温泉や自然に囲まれる遊びや、ウインドウショッピングやスポーツ観戦など、家族と癒やしの時間を過ごしたり、お金を使ったりすることが大好きな傾向があり、有給休暇を取得することで、これらを楽しんでいるのではないだろうか。

 一方の女性では、東京都、群馬県、千葉県の3都県がトップ3にランクイン。共通するのは、ヨガやジムに通うなどのスポーツをする習慣が多いこと。またアウトドアや動物と過ごす、映画・観劇、読書など、自然と戯れたり、文化的な趣味を楽しむ傾向があることがわかった。短い休みでも、上手に使ってリフレッシュできているようだ。

 下位に目を向けてみると、男性では徳島県、岐阜県、鳥取県がワースト3にランクイン。これらの県は、運動する習慣が少なく、資格やスキルアップに使う時間が少ないという共通点があった。また、人とのつながりや業務のワンオペレーション状態に対する不満が多いようだ。さらに、リラックスするための行動にギャンブルがあり、むしろストレスをためてしまっている可能性がある。

 女性については、鹿児島県、福井県、山形県がワースト3になっている。これは男性のトップに入った3県とは正反対で、「休まないこと」を美徳とする意識が高い傾向が見られた。また、リラックス行動としては、テレビを見る、仕事、漫画、ドライブ、ヘアサロンなどインドアの趣味が多いことがわかった。