1年半前、「フリー・アンド・フェア・マーケッツ・イニシアチブ(FFMI)」という名の新しい非営利団体が、米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムの業務慣行を批判するキャンペーンを全米で開始した。  FFMIは、アマゾンが競争やイノベーションを阻害し、消費者の選択肢を狭める一方で、政府からは多くの補助金を確保し、倉庫従業員を危険な目に遭わせ、個人情報の扱いではプライバシーを侵害していると主張。労働組合やボストンの経営学教授、カリフォルニアの実業家など、一般市民から草の根レベルの支援を得ていると主張していた。