“空前の大ブーム”と言われる「小鍋料理」――。小鍋が大活躍するのは、もちろん本格的に寒くなってからですが、小鍋料理はなにも温料理だけではありません。「今日は暖かい…」と思う日には、冷製小鍋をいただくのもオツなもの。大人気レシピ本『まいにち小鍋』『まいにち湯豆腐』の著者・小田真規子先生に絶品「ひんやり小鍋」レシピを教えていただきました。

【小鍋レシピ】ピリ辛でおいしい!<br />韓国風「ひんやり小鍋」の作り方<br />

 秋分の日も過ぎて、朝晩と涼しくなってきましたが、まだポカポカの小鍋・湯豆腐を食べるにははやい……、そう思われる方も多いでしょう。そこで、暖かいときにもサッパリと食べられる「ひんやり小鍋」レシピをご紹介したいと思います。

 朝、出勤前に調理した具材を小鍋に盛り付けて冷蔵庫に収納。そして、それとは別に混ぜ合わせたスープも冷蔵庫で冷やしておきます。こうしておけば、帰宅したら、冷たいスープを小鍋に注ぐだけで料理が完成。家に帰って1分で晩ご飯ができるので、忙しい方におすすめの一品です。

 では早速、レシピを紹介します。
 今回ご紹介するのは、「ひんやり韓国風小鍋」。【材料】と【つくり方】は以下のとおりです。

【材料(1〜2人分)】
〈具材〉
・木綿豆腐:1丁(300g)
・かいわれ菜:1/2パック(20g)
・カニかまぼこ:4本
・キムチ:100g
・ゆで卵:1個

〈スープ〉
・リンゴジュース(100%果汁):1カップ
・水:1カップ
・塩:小さじ1
・しょうが(すりおろし):1かけ
・にんにく(すりおろし):1かけ
・豆板醤:小さじ1/2
・酢:小さじ2

【作り方】
(1) 豆腐は四等分に切り、貝割れ菜は洗って根元を落とす。
(2) カニかまぼこは長さを半分に切ってほぐす。キムチはざく切りに、ゆで卵は半分に切る。
(3) 手持ちの小鍋に(1)(2)を入れてふたをして冷やす。混ぜ合わせた〈スープ〉も冷蔵庫で別々に冷やしておく。
(4) 〈具材〉に〈スープ〉を注いで完成。

 ぜひ、お試しください!

【小鍋レシピ】ピリ辛でおいしい!<br />韓国風「ひんやり小鍋」の作り方<br />
小田真規子(おだ・まきこ)
料理家・栄養士・フードディレクター。女子栄養大学短期大学部卒業後、料理家のアシスタントを経て、有限会社スタジオナッツ(www.studionuts.com)を設立。誰もが作りやすく、健康に配慮した、簡単でおいしい家庭料理をテーマに、『オレンジページ』『ESSE』などの生活雑誌や企業PR誌にオリジナルレシピを発表。家電、食品、調味料メーカーのメニュー開発、国内各地の産地・加工品の商品開発などもサポートしている。分かりやすいレシピが好評で、NHK「きょうの料理」「あさイチ」の料理コーナーに定期出演。『まいにち小鍋』『なんでも小鍋』『おつまみが晩ごはん!』(ダイヤモンド社)、『料理のきほん練習帳』(高橋書店)、『とにかく盛り上がる夜ごはん』(文響社)など著書多数。