出張族には無視できない
航空会社の定時運航率
出張が多いだけに、航空会社のサービスと定期便の定時運航率については、どうしても気になってしまう。今回はそれをテーマにして、筆者が今月前半の中国出張を通して感じたことを報告したい。
先日、台風第15号(ファクサイ)が日本、特に千葉県で猛威を振るった。まさにその日が私の中国出張の予定日となっていた。出張の最初の目的地は西安だったが、上海で中国国内便に乗り換えていくことになっていた。
西安では、2019年欧亜論壇の分科会となる第7回シルクロード経済帯都市円卓会議に参加するだけでなく、西安市より公布された国際専門家顧問メンバーの任命状の授与式への参加、およびその式でのスピーチも予定されていた。
そのため、その日のうちに是が非でも現地に到着しなければならなかった。だから、台風の影響で日本からの飛行機が予定通りに飛ばなければ、上海から西安行きの飛行機に間に合わなくなってしまう、と前の晩から心配で心配でしょうがなかった。
私は9月9日午前9時の羽田空港発、上海行き日本航空(JAL)JL81便を予約していたが、まさに台風が千葉に上陸した影響をもろに受けることになってしまったのだ。朝6時、日航の職員から電話がかかってきた。台風のため、昨晩到着するはずの機材がまだ到着しておらず、81便の出発時間は13時半へと変更になり、15時半に上海虹橋空港第1ターミナルに到着する予定とのことだった。
一方、私が予約していた西安行きの飛行機も上海15時半発となっていたのだ。おまけに国内線は、上海虹橋空港の第1ターミナルから遠く離れた第2ターミナルより出発するため、そこへ行く移動時間もかなりかかってしまう。それでは、完全に間に合わなくなる。