心療内科の専門医はまだまだ少ない!
受診する場合の判断は?

 心身症の病状は、さまざまな身体疾患とストレスが相互に影響し合うため、どの科で診るのがふさわしいか判断が難しいので、心療内科という科があるわけです。ですので、大まかに言ってしまえば、受診すべき診療科は、

■身体の症状がメインならばそれぞれの専門科(症状に応じた内科・外科)
■ストレスと身体の病気が相互に影響し合っていれば心療内科
■こころの症状がメインならば精神科

 ということになります。

 しかし、心療内科を専門で扱っている病院や、診療内科を専門で学んでいる医師は少ないのが実情です

 現実には精神科医が「精神科・心療内科」と標榜していることも多いですし、「内科、皮膚科、心療内科」など、“おまけ的に”心療内科を診察しているクリニックもあるので注意が必要です。

 特に医師1人でやっているクリニックの場合は、3つ以上の科が書かれているときには、最初の2つを信用するという判断の仕方もあります。また、もし分かりにくい場合には病院に直接電話して聞いてみるのも良いでしょう。

 さらに対応している都道府県は限られますが、#7119という救急相談窓口に電話するという方法もあります。ここでは、医師や看護師などが病気やけがの症状を把握して、傷病の緊急性や救急車要請が必要かどうかの助言、医療機関の案内などをしてくれます。

 今回のコラムが、今後の皆様の病院選びの参考になれば幸いです。

徳増卓宏

昭和大学病院 精神科(現在UCLA:カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学中)

千葉県出身。東京、オーストラリアで幼少期を過ごす。2011年に昭和大学医学部卒業し、同大学精神医学講座に2013年より在籍。2016年に同大学大学院(博士課程)にて学位取得。日本精神神経学会専門医、精神保健指定医。2018年よりアメリカ合衆国、UCLAにて医学研究留学中。