米財務省は2018年の中間選挙に干渉しようとしたとして、ロシア政府とつながりのあるロシア人実業家エフゲニー・プリゴジン氏に新たな制裁を科した。同氏はロシア政府と共に16年の米大統領選への干渉も図ったとされている。トランプ政権は、プリゴジン氏がロシア政府の指示を受けて米政治システムに干渉しようとしたと非難。議会に昨年認められた選挙干渉を罰する権限を初めて行使した。財務省は計画に関与したとして、既にプリゴジン氏と同氏が16年の選挙干渉に利用したインターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)のほか6人に制裁を科している。財務省当局者は「プリゴジン氏は18年の米中間選挙に影響を及ぼそうとするIRAの活動の促進に多額の資金を供与した」と語った。