米大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めていたジョン・ボルトン氏が退任後初めて公の場で発言し、米政府の北朝鮮政策を強く批判した。一方でドナルド・トランプ米大統領を名指しすることは控えた。現在は「ありのままの表現」で自由に話せるようになったと述べたボルトン氏は9月30日、トランプ氏が北朝鮮との関係を大幅に前進させたとする米政府の主張に反論。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長はトランプ氏と友好的な書簡を送り合う傍らで、「標的に到達可能な核兵器能力」の保持や、さらなる強化を決心していると断言した。また、ここ最近の「米政府の消極性」が日韓関係の緊迫化を許し、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の更新がされない状況に至ったとした。