毎年発表される「都道府県魅力度ランキング」の順位を見て、違和感を覚えた経験がある人はいないだろうか。それもそのはず、住んでいる地域によって各都道府県に感じる魅力度は異なるからだ。
特に、その違いが顕著に表れているのが「関東」と「関西」だ。そこで今回は、関東居住者と関西居住者に聞いたそれぞれの都道府県魅力度ランキングを比較しながら、両者でどれだけ47都道府県に対する認識が異なるのかを見ていきたい。
このランキングは、47都道府県と国内1000の市区町村を対象にした、認知度や魅力度、イメージなど全84項目からなる『地域ブランド調査2018』(ブランド総合研究所実施)によるもの。今回は、調査対象を関東居住者(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木)と関西居住者(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山、三重)に絞って、それぞれ都道府県魅力度ランキングを作成した。
大阪府は関東だとトップ10圏外
関西6位の兵庫県は関東で23位に
関東居住者(関東版)と関西居住者(関西版)に聞いた都道府県魅力度ランキング、ともに1位は北海道、2位は京都府だった。しかし3位以降は順位が大きく異なっている。
まず、全国版と関東版では3位だった東京都が、関西版では6位になった。一方で、全国版では7位だった大阪府は、関西版では4位にランクアップしているのに対し、関東版では11位に。関東居住者にとって大阪府は、トップ10にも入らない存在のようだ。