しかし弱点もあった。ハントレスは不気味な子守唄を口ずさんでいるのだが、この子守唄がかなり広い範囲で聞こえる。つまりサバイバーは子守唄が聞こえたらすぐに身を潜めることで、早い段階からハントレスとの遭遇に備えられるのである。

 ところがある時のアップデートを境に、子守唄の聞こえる方向がわからなくなった。右から子守唄が聞こえてきたから左に逃げよう、といったことができなくなってしまったのである。この手のゲームの音情報は視覚情報と同等以上に重要である。

 これはやばい、と運営も修正を試みたらしい。

 しかしどうしてもこのバグが修正できないことがわかった。運営はどうしたか。「子守唄の方向がわからないのはハントレスの仕様にします」としたのである。結果、ハントレスはバグ由来の理不尽強化を受けることになった。

バグの数々を
ネタとして楽しんでいる

 このほかいくつもバグがあり、既知のバグを修正するたびに新しいバグが誕生する。サバイバーが天に召される時、髪の毛だけその場に残ってしまうバグは修正されたそうだが、2019年9月に発売されたニンテンドースイッチ版ではランクが一向に上がらない(中級者や上級者が超初心者として扱われ続ける)バグが続いているそうである。

 とはいえファンはそうしたバグの数々をネタとして楽しんでいる節もあり、バグの嵐でも人気が衰えないのだからそれだけ面白いゲームなのであろう。

 人を楽しませ、感動させるゲームがあれば、その良さを伝えるレビューがまた感動を呼ぶこともある。「これは素晴らしいレビューだ!」と、すでにそのゲームをプレーしているユーザーがもっとも強く共感するのであろうが、共感が多くて話題となり未プレーのユーザーを呼び込むことができれば、開発会社も古参のユーザーもうれしい。

 今後もゲーム界隈に、名作と、その良さを十二分に伝える良レビューが誕生していくことを祈りたい。