ゲームを通じて激怒し、自虐行為・破壊行為に至る大人がいる
写真はイメージです Photo:PIXTA

ゲームなんて、単なる遊びであり、ほとんどの人にとって趣味の範疇に収まっているものである。しかし、その遊び・趣味でマジギレしてしまうのが、人間である。たとえ大人になったとしても。いい大人を愛憎に駆り立てるオンラインゲームについて、今回は記したい。(取材・文/フリーライター・武藤弘樹)

菩薩を修羅に変える
車の運転とオンライン対戦の共通点

 本連載では何度かオンラインゲームに関する悲喜こもごもをご紹介してきたが、今回はプレイヤーがゲームを通じて激怒し、自虐行為・破壊行為に至るケースについて取り上げたい。

「何をゲームごときで……」と思われる向きは多かろうし、まったくその通りだと思うのだが、ネット回線を通じて不特定多数のプレイヤーと同時にプレイするオンラインゲーム、その中でも特に対戦型のオンラインゲーム(以下『オンゲ』)には日頃菩薩であった人を一瞬で修羅へと変えるほどの恐るべき魔力が備わっている。筆者もオンゲにのめり込んだ経験が幾度かあるので主張が自己弁護として捉えられるのは仕方なしとして、恐れずあえて言いたい。オンゲには人を変える魔力がある……これは真実である。