米ケーブルテレビ(CATV)大手コムキャスト傘下のNBCユニバーサルは、ドナルド・トランプ大統領陣営が再選を目指して制作した選挙CMについて、内容が見直されなければ同社の全ケーブルテレビ局で放映を拒否するとの姿勢を示した。NBCユニバーサル側の事情に詳しい関係者が明らかにした。30秒間の選挙CMには、2020年大統領選に向けた民主党予備選に出馬しているジョー・バイデン前副大統領について、裏付けがないトランプ陣営側の主張が含まれていた。バイデン氏が息子のハンター氏と関係するウクライナのガス会社を捜査している同国の検察官を解任すれば、ウクライナ側に10億ドルを支払うと約束していたという内容だ。同CMは先週、CNNも放送を拒否している。