英語能力が飛躍的にアップ!
「1行作文」の威力

 毎週の業務報告をスムーズに行うため、1冊のノートに話す内容をまとめるようにした金田氏。単語をいくつも並べるのではなく、1行だけの端的な文章をいくつも作った。すると、ある法則に気づいた。

英語力ゼロだった外資系IT社長に聞く、人生を変えた「超学習法」金田博之(かねだ・ひろゆき)/1975年山口県下関市生まれ。大学卒業後、グローバルに展開する外資系大手ソフトウエア企業SAPに入社。以来、入社1年目で社長賞受賞、29歳で副社長補佐、30歳で部長に着任、35歳で本部長に昇格。SAP全社10万名のなかのハイパフォーマンス(上位2%)を上げた人物に7年連続で選抜される。2007年、INSEAD大学でエグゼクティブMBAを卒業。日本の大手製造・流通企業ミスミでGMとしてグローバル新規事業を推進した後、現在はNASDAQに上場している外資系IT企業「ライブパーソン(LivePerson)」の日本法人代表。勉強会を定期的に開催し、参加者は累計1000名を超える。現役のサラリーマンでありながら、これまで8冊の書籍を出版。プレジデント、ダイヤモンド、東洋経済、日経ビジネスアソシエなど各種メディア掲載実績多数。オフィシャルメルマガは2017年・2018年それぞれまぐまぐ大賞を受賞。メルマガ:金田博之の「出世したサラリーマンが絶対やらなかったこと」

「業務報告というシーンに限定すると、使う単語がかなり限られていることに気づきました。スプリクトの作成に最初は2時間近くかかっていましたが、だんだんと短くなっていき、最終的には書きためた英語ノートを見れば、対応できるようになっていました」

 それからは業務報告だけではなく、打ち合わせや会議の内容も、できるだけ英語で書くようになった。しかし、どんな長い会話でも1行に収めることをルールにし、日本語と英語が交ざっても気にせず書き続けた。すると、金田氏の英語力は加速度的にアップしたという。

「1行作文を一瞬で作ることができれば、英会話はできます。ポイントは、英語を使うシーンを絞ることです。私の場合、英語を使うのは商談、報告の場のみだったので、そのシーンに使う英語だけをノートに書いて覚えました」

 英語ノートを使うようになって3ヵ月。英語での業務報告は難なくこなせるようになっていた。その後も地道に英語ノートをつけ、実践を繰り返した結果、商談や交渉も英語でこなせるようになった。

 また、1行作文を繰り返し練習したことは、コミュニケーションでも役に立ったという。

「私の英語は端的でわかりやすいと、海外の人からよく褒められます。1行作文で練習してきたので、まどろっこしい言い回しがないのです。短い文章を練習してきたことが、会話するうえでも強みになりました」