米国家安全保障会議(NSC)のフィオナ・ヒル元首席顧問(欧州・ロシア担当)が14日、下院の3委員会で行われた非公開の公聴会に出席し、ウクライナ政府に捜査開始を求める米政権の対応に大きな懸念を感じたため、ホワイトハウスの弁護士に相談していたと述べた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。8月に政権を去ったヒル氏は、ドナルド・トランプ米大統領や政権、側近らとウクライナとの関わりを巡る弾劾調査の一環として約9時間にわたり証言。トランプ氏がジョー・バイデン前副大統領への調査をウクライナのウォロデミル・ゼレンスキー大統領に求めた7月の電話会談についても明らかにした。関係筋によれば、ヒル氏は証言の中で、7月10日に行われた会議に言及。ウクライナ政府高官や当時大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めていたジョン・ボルトン氏などが出席する場で、ゴードン・ソンドランド駐欧州連合(EU)大使が捜査を話題にしたと述べた。
米政権元ロシア担当顧問、ウクライナへの圧力に「懸念」
米下院の3委員会で行われた非公開の公聴会で証言
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