【ベルリン】ドイツは次世代通信規格「5G(第5世代)」網の整備で、華為技術(ファーウェイ)の参加を当初から排除することはしない方針だ。米国や欧州連合(EU)はファーウェイによる脅威を警告しており、反対を振り切った格好となった。独連邦ネットワーク庁が15日、通信網の新たな安全性基準案に関する詳細を公表した。  草案では、ネットワーク部品のメーカーやサプライヤーは、さまざまな認証手続きを通じて「信頼性」を証明する必要があるとしているが、ファーウェイなど具体的な社名を出して、参加を禁止することはしなかった。