近大が躍進、「関関近立」も?激変する大学格付けに見る西の“波”
同志社大学 撮影/多田敏男 週刊朝日2019年10月18日号より

 偏差値から特色重視へ、いま大学の序列が変わりつつある。各大学が少子化で学生を取り合うなか、それぞれ改革を進めてきた。その結果、教育内容が見直されるなど、学生の選ぶ基準が偏差値から変わってきたのだ。大学の多い東京だけでなく、関西でもその変化は如実に起きている。

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佐藤優がディベートの極意を伝授
関西私大は同志社が独自路線

「具体的論点について2分で考えてみて」「それで論点尽きた? はい次」「じゃ議論まとめて話してみて」「どんな反論がくるか予測して議論する」「あと1分あげるから反論してみて」……講師が学生らを促し、ディベートがテンポよく進む。発言しない学生には厳しい言葉が飛んだ。

「他人の前で間違えて恥をかきたくないという自己防衛が強すぎる。何も言わない人は存在しないものとみなされるよ」

 昨年9月、琵琶湖湖畔で濃密な合宿が開かれていた。参加者は文系理系を問わず学生24人。講師の一人は元外交官の佐藤優さんだ。日ロ外交、ゲノム編集、人工知能(AI)について教授が講義をし、質疑応答、ディベート、リポート作成を行う3泊4日のプログラム。同志社大学が開いた。

 関西の私大といえば、「関関同立」(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)と4大学がひとくくりにされてきた。だが、同志社が一歩先を行く状態だという。