関西圏の現役高校生向けの予備校「研伸館」の森俊夫さんは話す。

「京大や阪大の受験者が併願で受けることも多い。関関同立の中では、同志社は頭一つ抜けています」

 関西圏を中心に120校以上を展開する進学塾「第一ゼミナール」の大学受験部門担当者も同様の意見。

「もともとランクが高いイメージがあるので、成績が良い受験生しか受けない。レベルの高い争い」

近大が躍進、「関関近立」も?激変する大学格付けに見る西の“波”

関西5私大主要学部での偏差値比較(週刊朝日2019年10月18日号より) 拡大画像表示

 さらに、「早慶」「関関同立」といった既存の尺度での格付けや枠組みには与せず、独自の道を模索しているようなのだ。同大の松岡敬学長は、次のように強調する。

「大学のブランド力、実力は、偏差値で比べるのではなく、どのような特色ある教育をやっているのかを見るように変わるべき」

 そして、「卒業生が社会でどのように活躍できているのか」を重要な指標と捉える。

 この考えに基づき、開かれたのが冒頭の合宿だ。内容は『新・リーダーのための教養講義』(朝日新書)に詳しい。昨年の合宿は「0期」で、本年度、本格スタート。創設者にちなんで「新島塾」と名付けられ、リーダー養成を目指している。東京一極集中の時代に、西から変化の波が押し寄せてきそうだ。