とはいえ、あなたの会社がこのシステムをすぐに取り入れられるとは限らない。まだまだ高額だし、こういったITツールの活用をあまり信じていない上層部も少なくない。ましてや、中小企業ではまだまだ先の話であろう。

 だからといって指をくわえて見ているだけではせつな過ぎる。何かできることはないのだろうか?

 実は「タイプ別接客法」は、なにも高額なシステムがなくてもできるのだ。今回はその方法について紹介させてほしい。

初回の接客でほぼ決めてしまう
住宅営業マンのすごい手法

 以前、知人から「すごい営業マンがいるから会ってみないか」と声をかけられたことがあった。

 もちろん、断る理由はない。

 コンサルタントとしても、非常に興味ある存在だ。後日お会いすると、大手ハウスメーカーのトップ営業マンだった。

 この営業マンの方は毎月のように契約を取り、常にトップクラス。契約数もすごいのだが、私が驚いたのは「初回接客で、ほぼ決めてしまう」ということだ。

 言っておくが、この方は家を売っている。

 つまり、2000万円、3000万円という高額な家を即決させてしまうのだ。

 これがどれだけ難しいかは、詳しく説明しなくても理解できるだろう。私は11年間住宅営業マンをしてきたが、1度としてそんな経験はない。

 今までたくさんの優秀なトップ営業マンと会ってきた。しかし、ここまでの人はなかなかいない。

 いろいろな話を聞いたが、その中で一番驚いたのは「お客様を6つのタイプに分けて接客している」といったことだった。

 この方は、もともとはエニアグラムを学んで実行していたのだ。