今、社長の人も、これから社長を目指す人も、さらにレベルアップ、スキルアップするためには、何をどうすればいいのでしょうか? 人気コンサルタント小宮一慶氏の最新刊『社長の成功習慣』(ダイヤモンド社、9月5日発売)は、経営者になる人にぜひ身につけてほしい50の行動習慣について解説した社長のための教科書です。本連載では、同書から抜粋して、経営者としていっそう成長するためのポイントについてお伝えしていきます。

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アウトプットしなければ、本当に理解できているかどうか分からない

 本を読むというのは、書かれている文章に目を通せばいいというものではありません。「分かったつもり」になっただけで、大事なことが何1つ理解できていないというケースもめずらしくはないのです。

 私は、お客さま向けのセミナーで課題を出すときや部下の若手コンサルタントを指導するとき、指定した本を読んでもらい、各自レポートにまとめて発表する場を設けることがあります。

 これは、アウトプットしなければ読んだ本を本当に理解できているかどうか分からないからです

 私は部下たちから「良い本を読みました」などと聞くと、必ず「理解したことを要約してしゃべってごらん」と言います。本当に理解していないと、人にそのポイントを説明することはできません。十分に理解できたかどうか、その本の本質をつかんでいるかどうかは、人に説明してみて初めて分かるといってもいいでしょう。

 そして、本当に理解できていれば、それは脳にきちんと格納されていますから、学んだことは、いつでもどこでも活用することができるのです。