米国のビル・テイラー駐ウクライナ代理大使は22日、ドナルド・トランプ大統領がウクライナ政府に約4億ドル(430億円)の支援金を支払う条件として、ジョー・バイデン前米副大統領に関連する疑惑や同国による2016年米大統領選への介入疑惑を調査するよう求めていたと述べた。トランプ大統領の弾劾調査を実施している下院で同日行われた、テイラー代理大使による非公開の議会証言の原稿から明らかになった。テイラー氏は、ホワイトハウスが支援金支払いを差し止めることを予測していなかったと証言で主張。またウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がこれら調査の実施を発表しなければ、トランプ氏が支援金の支払いやホワイトハウスでの首脳会談に応じないと伝えられていたとも明らかにした。
トランプ氏、支援金と引き換えにバイデン氏の調査要求=代理大使
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