一読のすすめ

 本書によると、とかく人は自分と似た人間に親近感を抱き、優先したがるものだが、世の中にはさまざまなタイプの人間がいて、4つのタイプすべてが揃うことこそがチームとして適切な状態だという。

 こうした傾向は、自分だけではなかなか気づくことができないものだろう。本書では、いくつかのかなりリアルな例を用いて、4つのタイプだけでなく、複数の色が混じったタイプの人についても多面的に解説されている。本書を読み通せば、どんな人にとっても新しく有意義な「人との関わり方」が見つかるはずだ。

評点(5点満点)

総合3.7点(革新性3.5点、明瞭性3.5点、応用性4.0点)

著者情報

トーマス・エリクソン(Thomas Erikson)

 マネジメント・コンサルタント。講演家。作家。
 スウェーデンでコミュニケーション研究の第一人者として知られる。組織をリーダーシップの視点から改革し、20年間で5000人以上の経営者を指導。彼が利用する「DiSCモデル」を元にした理論は人のさまざまな行動様式を描く心理モデルとして35の言語に翻訳されている。また、コミュニケーションと人間行動に関する本だけではなく小説も執筆している。
 本書はスウェーデンだけで85万部を超える異例のベストセラーとなり、現在40ヵ国で出版が決まっている。

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