「性格診断」を超えて伸びる人、伸びない人の決定的な違い
写真はイメージです Photo:PIXTA

拙著、『知性を磨く』(光文社新書)では、21世紀には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という7つのレベルの知性を垂直統合した人材が、「21世紀の変革リーダー」として活躍することを述べた。第59回の講義では、「技術」に焦点を当て、拙著『人は、誰もが「多重人格」 − 誰も語らなかった「才能開花の技法」』(光文社新書)において述べたテーマを取り上げよう。

「性格診断」の真の意味

 前回は、我々が、自分の中に隠れている「様々な才能」を開花させたいと思うならば、自分の「表の人格」の陰に隠れた「様々な人格」の存在に気がつき、それらの「隠れた人格」を意識的に表に出すことである、と述べた。

 もし、それを意識的に表に出すことができるならば、それぞれの「隠れた人格」に伴う「隠れた才能」を、抑圧から解放し、開花させていくことができるだろう。

 しかし、もし、我々の中に「様々な人格」「隠れた人格」があるのならば、では、世の中で、しばしば行われる「性格診断」とは、何なのか。

 こうした診断の結果として言われる「あなたは、短気な性格です」や「あなたは、温厚な性格です」といった評価を、我々は、どう考えるべきなのか。