また、増改築する際に、省エネのための改修工事や高齢者のためにバリアフリー工事を行う場合は、さらに控除率が優遇されています。これらの工事を税制上は、「特定の増改築」といっていますが、この特例の適用を受けるためには、その工事が税制の特例に当てはまることを証明するための証明書の添付をしなければなりません。必ず証明書を施工会社から受け取るようにしましょう。

サザエさん的同居の場合、
リフォーム時に恩恵が

 三世代同居というと、真っ先に思い浮かぶのがサザエさん。三世代同居だと、子育てや生活費などの負担が軽減されるというメリットがあります。

 そこで、税金面からも応援するという意味で「三世代同居減税」というものが用意されています。

 具体的には、三世代同居のために改修工事をした場合、その工事にかかった費用(上限250万円)に係る住宅ローンの年末借入残高の2%相当額を、5年間にわたり税額控除できるというもの。

 この三世代同居のための改修工事とは、キッチン、バス、トイレ、玄関のいずれか一つ以上を増設する工事で、費用の合計額は50万円を超えるものが対象です。同時に行ったこれ以外のリフォーム工事についても最大750万円を限度に5年間にわたり1%の控除が認められています。つまり年間最大で12.5万円の控除が可能なのです。

 また、借り入れをせずにリフォームする場合についても、既存住宅に係る特定の改修工事をした場合の所得税額の特別控除の適用対象に追加し、その改修工事に係る標準的な工事費用相当額(上限250万円)の10%に相当する金額をその年分の所得税から控除することができます。

 この制度は平成28年4月1日から令和3年12月31日の間に居住の用に供した場合が対象となり、現行の住宅ローン減税とのどちらか有利な制度を選んで適用することになります。

 サザエさん的生活で節税が可能となるわけです。