テレビの映像では6日午後7時ごろ、シルバーのワゴン車で塩釜署に移送された。後部シートから降りた田代容疑者は茶色のジャケットを頭からかぶり、警察官に誘導されて署に入った。

 田代容疑者が同法違反容疑で最初に逮捕されたのは2001年12月。他人の浴室をのぞいたとして軽犯罪法違反容疑で逮捕され、家宅捜索で覚せい剤が見つかった。

 逮捕段階で「私が買って所持していました。間違いありません」と容疑を認め、尿検査で陽性反応も出て、同法違反(所持・使用)の罪で起訴された。

 02年2月の初公判では「今日は娘の受験の日です。裁判の結果よりも娘が受験に成功してほしいと心から願っています」と涙ながらに語っていた。

 判決で東京地裁は「重圧や焦り、不安を感じると覚せい剤を使用する依存性が認められ、刑事責任は軽くない」として懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。

 執行猶予とした理由は初犯であり、反省している点などを挙げた。判決を受け、田代容疑者は「改めて自分が犯した罪の重大性を感じ、厳粛に受け止めています。ファンを裏切ったことを深く反省し、心からおわび申し上げます」とコメントしていた。

顕著な常習性に実刑

 しかし執行猶予中の04年9月、再び同法違反と大麻取締法違反(いずれも所持)容疑で逮捕された。尿検査で陽性反応が出たため、使用の容疑でも追送検。その後、MDMAの所持と使用も明らかになった。

 執行猶予中であり、再犯であったことから今度は実刑となった。東京地裁判決は「自己の使用にとどまらず、交際相手の女性にも注射して薬物の害悪を広めた」と厳しく指弾。懲役3年6月(求刑懲役4年6月)を言い渡した。