【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領は14日、自身の納税記録提出を命じたニューヨーク検察当局の召喚状執行を阻止するため、連邦最高裁判所に上告した。検察当局は、トランプ氏と関係を持ったとされる女性2人に対する口止め料について捜査している。  トランプ氏のホワイトハウス内外での行動や振る舞いに端を発する召喚状や関係者の議会証言に関する他の裁判も、近く最高裁に持ち込まれるとみられる。今週行われている下院公聴会が実際にトランプ氏の弾劾訴追につながれば上院で弾劾裁判が行われることになる。上院での弾劾裁判は合衆国憲法に基づき、ジョン・ロバーツ最高裁長官が裁判長を務める。