完璧な健康体だった先住民族にも
精白穀物や砂糖の流入で異変!

 もう一つ、共通しているのが、伝統食を食べている人たちは完璧に近い健康体ときれいに並んだ歯を持っているということでした。彼らは歯を磨かなくとも虫歯はなく、歯並びの乱れ不正咬合はめったに見られませんでした。

 一方で、文明の流入や移住によって白人の近代的食生活に移行した人々には共通した問題が見られました。それは、歯並びが悪く、顔の形が悪い子どもが多く生まれるということでした。

 彼らは、商業活動によって持ち込まれた砂糖、精白穀物、缶詰、殺菌牛乳、加工した油脂類を多く摂っており、第一世代でも虫歯やさまざまな感染症が見られました。そして、第二世代以降になると、顔を含めたそもそもの骨格がおかしくなり、免疫力も低下するという、より深刻な退化が見られたのです。

 食の起源に思いを馳せれば馳せるほど、現代の日本人の精白した白米や砂糖といった糖質の摂りすぎを顧みる必要があるのではないでしょうか。