「便秘は、寿命をも左右する、重大な問題です。まずは生活習慣の改善。それでもダメなら早めに病院を受診し、重篤な病気の有無等も含めて正しい診断を得るようにしてほしい。

 近年新たに、6種類もの新薬が承認され、日本の慢性便秘治療は急速に進化しています。ようやく“明治維新”が訪れたような状況です」

 なんと意外にも、日本の便秘治療は、最近まで“文明開化前”だったのだ。どうりで、苦しんでいる人は多いのに、「治ったよ」という声はあまり聞こえてこないし、「これが効く!」という食べ物や体操が次々と登場するはずだ。

 というわけで次回は、新薬の話を中心に、これからの慢性便秘の治し方についてご紹介する。

※以下、横浜市立大・肝胆膵消化器病学教室の中島淳主任教授に取材した一連記事

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定年後の男性に「便秘」初体験の患者が増えている理由
便秘が増えた元凶は「洋式トイレ」、第一人者の医師が教える意外な事実

◎中島淳(なかじま あつし)
横浜市立大学大学院医学研究科・肝胆膵消化器病学教室、主任教授。診療部長。1989年大阪大学医学部卒業。社会保険中央総合病院内科、茅ケ崎市立病院内科、東京大学第3内科助手を務めた後、2000年から横浜市立大学第3内科講師。08年より同大学附属病院消化器内科教授。2014年より大学院医学研究科・肝胆膵消化器病学教室主任教授、現在に至る。1999年から2001年までハーバード大学医学部客員准教授を務め、腸管免疫の研究にあたる。日本を代表する消化器疾患の研究者であり、臨床医としても豊富な経験を持つ。
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