特に怪しい人物も見当たらないまま、タケシの住むマンションに着きました。タケシは駅近のそこそこいい部屋に住んでいました。室内もおしゃれで、間取りは1DK、星形の間接照明や巨大なスターウォーズのフィギュア、テレビも大きく、2人並んで座ってもかなり余裕のあるソファ、ダイソンの掃除機もありました。

 ソファーに座るなりタケシはスマートスピーカーに「ムードのある音楽かけて」と言いました。「いや、俺を抱く気か!!!」と言うと、タケシは顔をくしゃくしゃにして笑いました。お酒が入り、タケシもリラックスしているようです。

 盗聴されている可能性を考え、探偵やストーカーに関連する話はしないようにゲームをしながらタケシと世間話をしました。

 1時間ほどゲームをしていると、タケシが無言でSNSのメッセージ画面を私に見せてきました。

 『ゲーム楽しそうだね』

 私は「コンビニに行こう」と言って2人で部屋を出ました。

 部屋の中で調査の話はできないので、コンビニには行かずに2人で近くのファミレスに入りました。

10代のアイドルでも
部屋に置くプレゼントは受け取らないのに

 確実に盗聴されているので、タケシにファンからプレゼントでもらった物を全て洗い出してもらいました。

タケシ テレビにダイソンの掃除機、フィギュア、ライターにマグカップ、Tシャツにスニーカーに後は間接照明にマットレス。

片岡 マットレス!!そんなものまでもらったの!

タケシ アクションシーンの稽古で腰が痛いって言ったら、事務所に低反発マットレスが送られてきたんすよ。