事件が発覚したのは昨年5月7日午後10時半頃。女児は同日午後3時頃、友だちと別れた後、行方不明に。遺体の出血が少なく、司法解剖の結果、首にわずかながらうっ血痕があり窒息死であることが判明。新潟県警は殺人と死体遺棄の疑いで新潟西署に捜査本部を設置した。

 小林被告が逮捕されたのは事件発生から1週間が経過した5月14日。容疑は死体遺棄と死体損壊だった。

 捜査本部は事件があった時間帯に現場付近を通った車両を絞り込み、小林被告の存在を把握。4月、車で女子中学生を連れ回したとして新潟県青少年健全育成条例違反の疑いで書類送検しており、早々に捜査線上に浮かんでいた。

 そして、女児と小林被告の自宅は約100メートルと近く、遺体遺棄現場も小林被告の自宅から約70メートルと、犯行はなんとも杜撰(ずさん)。事件を起こした当日は会社を無断欠勤し、その後も仕事を休んでいた。

 近所ではあったが、小林被告は「(女児の)名前を知ったのは事件後」と供述しており、面識はなかったとされる。

 捜査本部は6月4日、殺人容疑で再逮捕。新潟地検は6月25日、殺人と強制わいせつ致死、わいせつ目的略取、死体遺棄、死体損壊のほか、児童ポルノが入った携帯電話を所持していたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の罪でも起訴した。

殺意、計画性を否認

 今年11月8日に新潟地裁で開かれた初公判。黒っぽいスーツ姿で法廷に姿を現した小林被告は「わいせつ行為はしていない。首を絞めたのは静かにさせるためで、殺意はなかった」と起訴内容の一部を否認した。