どんな時にもICEメソッドを忘れないで実践しよう
さらに、立食パーティや懇親を兼ねた会食など、周りがザワザワしている状況での英会話のむずかしさは、議題が決まっている静かな会議室との比ではありません。
特に、複数の英語ネイティブと一緒にグループで会話をする場合、会話が盛り上がれば盛り上がるほど、口をはさむのがむずかしくなるものです。下手をすると最初から最後まで、まったく話す機会がない状況もあり得ます。完全にinvisible person(透明人間)になってしまうのです。
このような最悪の事態を避けるためにも、まずは先手必勝。話題を自分から提供して何かコメントすることから始めましょう。その話題をきっかけにグループの会話が盛り上がれば大成功。徐々に口をはさむタイミングが減り、聞き役にまわったとしても、焦らずその場の会話を楽しめば良いのです。
ネイティブが語ることを一生懸命聞いて、新しい物の見方や情報を学ぶ機会と前向きにとらえましょう。
私の講座の受講生にも、「どんな時にもICEを忘れないで」といつも話しています。
職場で会った外国人にあいさつするのは、自分から。会議や商談の前のスモールトークの最初の一言は自分から。パーティなどで自己紹介するのは自分から。先手必勝アプローチの効果は絶大です。
実際の会話がさほどうまく運ばなかった場合でも、必ず大きな自信になり、次につながる大きな一歩になります。