【ワシントン】米下院民主党は10日、ドナルド・トランプ米大統領に対する2つの弾劾条項を発表した。  司法委員会は、1つ目の弾劾条項として、トランプ氏が政敵の調査を行うようウクライナに圧力をかけた疑惑が権力乱用に相当すると判断。2つ目の条項は、トランプ氏が政権関係者らによる弾劾調査への参加を阻止したことが議会への妨害に当たるとした。  弾劾条項の公表に至るまで、証人17人による100時間以上に及ぶ宣誓証言が行われた。司法委は週内にも弾劾条項案について採決を行い、下院本会議へと送られる可能性がある。下院はすぐに審議入りする見通しで、単純過半数が支持すれば可決される。