米テキサス州の連邦裁判所は、トランプ政権が国防総省の予算をメキシコとの国境の壁建設費用に転用することを差し止める判断を下した。トランプ政権は今年、国防総省の約127件の建設プロジェクトに割り当てられていた36億ドルについて、非常事態宣言を発令し、連邦政府が国境の壁建設費用に転用できるようにした。ところが、連邦裁のデービッド・ブリオネス判事はこれを差し止める命令を下した。同判事は、議会が2019年会計年度(18年10月~19年9月)で承認した13億7500万ドルのみを壁建設に使用できるとした。今回の訴訟は、テキサス州エルパソ郡と権利擁護団体「ボーダー・ネットワーク・フォー・ヒューマン・ライツ」が起こしていた。
米「国境の壁」への国防予算転用、テキサス州連邦裁が差し止め令
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