韓国企業は変化の大波に直面している
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韓国企業は
変化の大波に直面している

 韓国企業が、これまでと違った変化の大波に直面している。最近の世界経済の変化はすさまじい大きさで、しかもその速度が驚くほど早い。韓国企業のみならず、世界の主要企業がこの変化に対応するのは容易ではないだろう。

 主な変化の内容は、トランプ大統領の保護主義的な政策によって、世界のサプライチェーンが不全化していることで貿易量が減少していることだ。それによって、輸出型の産業分野が大きな逆風に面している。その一方、中国の先進分野での台頭で、IT分野などでの勢力分布が大きく変わっていることだ。

 輸出依存度の高い韓国企業が、そうした難局を越えるのは容易なことではないだろう。難局を打開するためには政治の役割も重要になるはずだ。

 しかし、韓国の文大統領は相変わらず左派系の政策運営を続け、これまでと同じに“南北統一”と“反日”に固執している。そうした韓国の態度で、米国の信用をなくしてしまったようだ。

 文政権の政策不安の高まりを受け、韓国企業の中には自力で海外に進出し、事業継続を目指す企業が増えている。同時に、IT先端分野での米中の覇権国争いが熾烈(しれつ)を極めている。今のところ、韓国がこの世界的な変化にどう対応できるか、具体策が見当たらない。徐々に韓国企業の競争力低下懸念と輸出依存度の高い韓国経済の不安定感は高まるだろう。