2020年の米大統領選で民主党候補の指名を目指すバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は、50歳以上の有権者の支持獲得に苦戦している。そのため同氏の選挙陣営は若年層の支持者に対し、休暇中に親や祖父母をどう説得すればいいのかについてアドバイスしている。サンダース氏の側近らは、予備選でいつも投票しない若者や労働者層の多様な協力を引き出せれば予備選で勝利できると述べている。だがここ数カ月で、若年層よりも投票率が高い高齢者の支持も必要だと認めている。感謝祭前には約3000人の学生に「家族説得ガイド」を送ったという。クイニピアック大学が10日発表した世論調査によると、サンダース氏の支持率は35歳以下の民主党支持者では53%だが、65歳以上では2%にとどまる。一方、ジョー・バイデン前副大統領の65歳以上の支持率は47%に上る。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースが行った調査でも同様の結果となっている。