米ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」は22日、初の無人飛行試験の行程を短縮して帰還した。2回目の無人飛行試験が必要となれば、有人飛行で軌道に乗せる計画は3カ月遅れる可能性がある。米航空宇宙局(NASA)関係者は22日、今回の飛行試験のデータを分析後、ボーイングが2回目の無人飛行試験を実施する必要があるかどうか判断すると述べた。今回の飛行試験では正しい軌道に到達できず燃料不足となり、予定していた国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングができなかった。2011年のスペースシャトル引退後、NASAは米国人宇宙飛行士と補給物資を宇宙に運ぶ最初の米国製宇宙船の開発を、ボーイングと宇宙開発ベンチャーのスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)に委託した。
ボーイング新型宇宙船が帰還、次回計画は遅延も
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