2020年米大統領選の民主党指名を争うジョー・バイデン前副大統領は28日、ドナルド・トランプ大統領の弾劾を巡り上院共和党から証言を求められれば応じると述べた。前日の発言を翻した形だが、自身が証言しても弾劾に関する問題解明にはつながらないとの姿勢を改めて示した。バイデン氏は先週27日に行われた集会で、証言を求める召喚状には応じないと述べていた。弾劾調査につながったトランプ氏の行動から世間の関心をそらすことにつながると指摘していた。だが28日になって、上院が自身に証言を求めることは想定していないとしつつ、実際に議会が合法的に証言を求めれば応じると述べた。28日夜に行われたアイオワ州の集会では「私に送られたいかなる召喚状にも応じる」とさらに直接的に言及した。