大人気住宅系YouTuberが自宅大公開!「建ててよかった」けど後悔している“まさかの凡ミス”同書より

登録者数20万人以上を誇るYouTubeチャンネル「職人社長の家づくり工務店」で情報発信をしている平松明展氏。19歳から大工として修行を重ねて幾多の住宅設計に関わってきた家づくりのプロは、どんな自宅に住んでいるのだろうか。※本稿は、平松明展『住んでよかった家 理想の暮らしがずっと続く15の空間』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。

「自分だけの家」のために
ライフプランを具体的にしよう

 家を建てたお客さまから「住み心地がとてもいい」といわれるとホッとします。また、「貯金ができるようになった」といわれるとさらにうれしくなります。家をつくる人の目的はそれぞれです。その家で充実した人生を送りたいという気持ちは共通しているでしょう。ところが、家を建ててローン返済や修繕費のために働くような気持ちになる人もいるようです。せっかく目的の家を手に入れたのに、残念だと思いませんか?私は“家がその人の足(人生)を引っ張ってはいけない”と思っています。

 高性能住宅(編集部注/耐震性、耐久性、断熱性、通気性、気密性、省エネ性が高い住宅のこと)では安心と快適性を得られます。それは子どもや地域の未来にまで続くものです。その家で暮らす人が人生の目的を果たしていく。これこそが価値ある家だと思います。これを実現するためには、繰り返しになりますが、ライフプランをより具体的にすることです。ライフプランはそれぞれ違うものなので、当然、家の設計図も異なります。だからこそ、自分(家族)だけの家ができあがるのです。