イラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」のカセム・ソレイマニ司令官が米軍の空爆で殺害されたことを受けて、中東情勢に再び緊張が走った。市場では原油が急騰する一方、株式は世界的に下落し、金は反発した。  ブレント原油は一時4.1%高の1バレル=68.94ドルと8カ月ぶり高値をつけた。米指標油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は3.9%高の63.57ドルで取引されている。  投資家心理の悪化を背景に、株式相場は下落した。ストックス欧州600指数は0.8%安、米S&P500種指数先物は1.3%安。