植物性タンパク質を使ったハンバーガー用パティを開発・製造している米新興企業インポッシブル・フーズは6日、代替肉を使った豚ひき肉とソーセージを今月中に展開し始めると発表した。米ファストフードチェーン大手バーガーキングの数十店舗ではサンドイッチ向けパティとして使用されるという。同業ビヨンド・ミートは昨年、植物性タンパク質を使ったソーセージを主に朝食用サンドイッチ向けとしてダンキン・ブランズやカールズ・ジュニアなどに供給している。インポッシブルやビヨンドなどの人工肉メーカーは、自社商品が家畜を使わないだけでなく、生産に必要な穀物や水、そして燃料がより少ないため、環境保護に役立つとしている。これら企業は最も環境への影響が大きいとされる牛の代替肉の開発から着手していた。米農務省によれば豚肉は世界で最も消費量が多い肉で、人工肉メーカーは鶏肉やシーフードの代替肉も開発し続けている。