商談では「思い込み」には注意したい
商談などのビジネスの現場では、お互いに「思い込み」をしていないか、常に意識すべきである(写真はイメージです) Photo:PIXTA

人は思い込みをしやすい生き物である。ビジネスでは、この「思い込み」について、常に意識する必要がある。顧客の誤った思い込みを放置すれば、後のトラブルや契約が成立しないことにつながる。また、私たち営業側が「顧客に理解されている」と勝手に思い込めば、顧客に大きな誤解を招く恐れがあるからだ。(AKTANA International LLC プリンシパルコンサルタント 高橋洋明)

人間は
事実誤認や思い込みをする

 前回は「人は、物事を自分が見たいように見る」ことを取り上げた(『商談を成功させるコミュニケーションの「センス」の磨き方』)。

 商談時の双方の誤解によって商談がうまくいかなかったり、財・サービスを購入後にトラブルになるといった事例は、多くの場合お互いのミスコミュニケーションによるものだ。

 このミスコミュニケーションの背景にあるものの一つが「人は、物事を自分が見たいように見る」ということに対する理解の欠如だ。

 お互いに日本語を話しているのに、双方の思いが相手に伝わらないこともある。これが現実のコミュニケーションだ。