・「成果をあげるためにやるべきこと」を共有しようと、具体的な話をしてくれる

・求める成果のために一緒に汗をかき、ともに行動してくれる中でのコミュニケーションには説得力があり、やる気が出る

「部下ととるべきコミュニケーション」とは?

 前者はまさに「なあなあな関係」に堕落してしまっている会社。

 後者はコミュニケーションが「成果を出すための要素」として円滑に機能している会社だといえます。

 違いは、「何のためにコミュニケーションをとるのか」が明確なことです。

 仕事では成果をあげることが求められます。ならばコミュニケーションも「成果をあげるため」に行われるべきです。

 成果をあげるコミュニケーションとは、突き詰めれば次の3つに集約されます。

(1)うまくいっていない原因の確認と共有
(2)うまくいっている原因の確認と共有
(3)メンバーの背中を押す励まし

 成果に直接結びつかないコミュニケーション(趣味の話題や家族の話など)は人間関係の土台を築くうえで大切ですが、こちらに偏りすぎてはいけません。

 あなたは普段、どんなコミュニケーションを部下ととっていますか。自分のことは意外とわからないものです。時間をとって、じっくり振り返ってみてください。