米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は中国では猛スピードで新工場を開設し、株価を過去最高水準に押し上げた。だが、それに倣ったドイツでの工場建設は減速を迫られそうだ。テスラは11月に発表したドイツ・ベルリン郊外への工場設置計画について、ここ数週間に詳細を明らかにした。ブランデンブルク州の新工場は、中国工場の1年未満という工期には及ばないまでも、極めて短い期間で建設される予定だ。しかし、マスク氏は自ら挑戦的な期限を設定し、しばしば守れないことでも有名だ。