――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  全てはボーイングにとって悪い方向に進んでいるようだ。しかし直近の悪いニュースには楽観できる根拠をいくらか見いだせるかもしれない。  ボーイングは運航停止中の旅客機「737MAX」が2020年半ばまで運航を再開しそうにないとの見通しを示し、1-3月期(第1四半期)の再認証への希望を打ち砕いた。  これは、大半の航空会社が忙しい夏の運航計画にMAXを組み込めないことを意味する。この時期は多くのパイロットがシミュレーター訓練を受けられないからだ。