全てはボーイングにとって悪い方向に進んでいるようだ。しかし直近の悪いニュースには楽観できる根拠をいくらか見いだせるかもしれない。ボーイングは運航停止中の旅客機「737MAX」が2020年半ばまで運航を再開しそうにないとの見通しを示し、1-3月期(第1四半期)の再認証への希望を打ち砕いた。これは、大半の航空会社が忙しい夏の運航計画にMAXを組み込めないことを意味する。この時期は多くのパイロットがシミュレーター訓練を受けられないからだ。ボーイングは昨年、運航休止を巡る航空会社への補償金として56億ドル(約6140億円)を確保した。来週に決算発表があるが、ジェフリーズの航空宇宙アナリストは最終的な補償金が160億ドル前後に増加すると予想している。
ボーイングまた遅延、今回は希望の光も
737MAX再認証が年央まで遅れても、慎重な姿勢は正しい
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