【ワシントン】米民主党議員らは23日、ドナルド・トランプ米大統領の弾劾裁判で2日目となる冒頭陳述を行い、弾劾条項の1つとして下院が先月可決した「権力乱用」を巡る法的議論を展開させている。  下院司法委員会のジェロルド・ナドラー委員長(民主、ニューヨーク州)は上院議員らに対し、「1つ目の弾劾条項で示されている告発は、合衆国憲法に明白に基づいたものだ」と主張。「わが国の選挙で不正を働くため、職権を利用し外国政府に支援を求めた大統領など過去にいない」と続けた。