相場の勢いなどを示すモメンタム指標は経済指標の改善と相まって最近の株価上昇を支え、明るい背景を醸成している。そのため一部の投資家は、主要指数が先週の下落から反発すると期待している。  中国での新型コロナウイルス流行に関する懸念を受け、24日にはS&P500種株価指数が1%近く下落した。しかし、借り入れコスト低下による成長安定を目指す世界中の中銀の動きや「第1段階」の米中貿易合意を背景に、相場は安定した上昇基調にあり、それに逆らった賭けは難しい。  S&P500構成銘柄のうち、注目の長期トレンドラインを越えて推移している銘柄の割合は最近、2年前のピークに近づいた。