もしジョブズ氏が生きていたら、iPhoneは廃番になっていた!?

生まれながらにして
死にゆく運命にあるもの

これは、どんな商品やサービスでも避けられない運命です。そんな中で求められるのは、さらに新しい「未知の良さ」を掲げたコンセプト以外にはありません。

それなのに実際に商品が売れてしまうと、あたかも当然のように、「じゃ、そのコンセプトでもう1個作ろうか」となってしまうのが、ものづくりの現場のリアルなのかもしれません。しかし、コンセプトを作る勇者であるあなたにとって、それは断固として拒否しなければならないことです。

コンセプトは、すべての仕様と結びつけるほどにユーザーに早く理解され、そうであるがゆえにあっという間に陳腐化して無意味なもの、すなわち「既知の良さ」へと変換されていきます。いずれにせよコンセプトは、生まれながらに死にゆく運命にあるのです。

今あなたのいる場所は雲一つなく晴れ上がっているからこそ、未知の雲を目指さなければなりません。世界を良くするために歩き続けるのが、コンセプトワーカーの宿命だからです。

さあ、真の冒険の旅が始まります。次は、あなたが勇者になる番です。

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書籍『コンセプトのつくりかた』（玉樹真一郎著）の発売を記念し、動画講義『コンセプトのつくりかた』（全4回・無料）を公開いたします。

元任天堂のプランナーで、「Wiiのエバンジェリスト（伝道師）」と呼ばれた著者が、すべてを徹底解説します。ぜひ御覧ください。

※第1回目の配信は2012年8月9日（木）～となります。

受講は以下サイトを御覧下さい（株式会社スタジオビビのホームページです）
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●新刊のお知らせ

『コンセプトのつくりかた』発売中

世界販売台数9500万台、世界で3億人が夢中になった任天堂Wii。メガヒット商品の、もっとも初期のコンセプトワークから携わり、「Wiiのプレゼンを最も数多くした男」と呼ばれた著者による「コンセプトのつくりかた」について解説したのが本書です。