今年秋の米大統領選挙に向け医療保険制度や気候変動などをめぐって1年以上論戦を続けてきた民主党候補者らは、指名候補争いの初戦となるアイオワ州の党員集会を2月3日に控え、自分こそがドナルド・トランプ大統領を倒せると強調して最後の訴えを続けている。全米の民主党支持者と同様にアイオワ州の有権者は、トランプ氏を大統領の座から降ろせる候補者を確実に選べるのかという不安を抱いている。「党内には『より当選しやすいかもしれない』もっと穏健派の候補がいるはずだと感じている人もいる」。州内の大学で美術を教えるローウェン・シュスハイム教授は、26日に同州ダベンポートで開かれた選挙イベントでエリザベス・ウォーレン上院議員にこう質問した。「あなたはどう答えますか」